理事長挨拶/基本理念・方針

理事長挨拶

医療法人社団慶勝会

理事長 田中 耕一

私ども医療法人社団 慶勝会は、明治21年「赤門病院」開設以来、館山市を中心に南房総地域の皆様方のご支援を受けて、地域医療に取り組んでまいりました。

現在は、赤門整形外科内科を中心とした医療事業と、介護老人保健施設や居宅介護支援など担う介護事業を二本の柱として、「患者様やご利用者様の個性を尊重し、その人らしい生活ができるようにサポートする」を基本理念として、日々の事業運営に取り組んでおります。

現在日本は、世界でも例を見ないほどの高齢化国家となりました。とりわけ南房総地域は、わが国でも有数の高齢化地域であり、館山市では、65歳以上の高齢者が人口の30%以上を占める状況です。このような高齢化が進行した地域では、医療と介護の両輪が必要不可欠であると感じ、平成7年に「訪問看護ステーション」、平成9年に「介護老人保健施設」を開設いたしました。しかし、独居高齢者や高齢者夫婦世帯及び老老介護や認認介護、交通弱者など高齢化の進んだ地方都市特有の問題は年々厳しさを増し、高齢者問題対策には地域を挙げての取り組みが必要であると痛感しております。

私どもは、地域の皆様方、とりわけ高齢者の方々が安心して暮らせる医療・福祉サービス体制を構築して行きたいと考えています。特に認知症医療・介護に関しては、周囲の方々の認知症に対する正しい理解と適切に支える環境整備を欠いては、社会生活そのものが成り立たなくなると言っても過言ではないでしょう。認知症の方ご本人に対して人生の大先輩として尊敬の念を持ち、我々が貴重な教えを頂戴する、あるがままの姿を受け入れ理解した上で最適なお世話をさせて頂く事が何より大切です。こうした基本理念を常に肝に銘じながら「その人らしい生活」の支えとなれるよう努めてまいる所存です。

皆様のニーズにお応えしてゆくためにも、私どもは社員一丸となって、医療・介護技術やサービスの質の向上を常に目指して、より一層の研鑽・努力をしてまいります。

 

医療法人社団慶勝会の理念・方針

長い人生の道のりの中には、予期せぬ出来事がさまざまに起こり得るものです。病気やケガなどもそのひとつでしょう。しかし、こうした病気やケガの治療というだけでなく、老齢化社会の中では、高齢化によるケアの問題もまた、人生の中で常に考えておくべき課題になっています。私たちは、それらのことを人生の中でのひとつの通過点として捉え、医療だけに留まることなく、医療と福祉の両面から支えていきたいと考えています。

医療と福祉の密な連携により、質の高いサービスをご提供できるよう追求しております。高齢化の進む館山・南房総地域を中心に早くから医療や福祉における認知症ケアを実践しており、安心して住み慣れた地域に居住していただけるよう努めています

基本理念

  1. 私たちは常に思いやりの心を持ち、患者様・利用者様に信頼されるサービスを提供します。
  2. 私たちは人々の生命の尊厳に対する希求・健康への願いに対応して、地域社会に信頼されるように努めます。
  3. 私たちはお互いに尊敬と協調の心を持ち職員相互が信頼しあえる組織を目指します。

基本方針

  1. 医療・介護サービスの質の向上と確保
  2. 健全経営のための努力
  3. 組織的な運営体制の整備と業務の実践
  4. 教育・研修の充実

私たち「医療法人社団 慶勝会」は、常に医学の目的である傷病・障害の治療など医療技術の向上とともに、ここで治療や介護を受けられる方々の「その人らしさを尊重する」ことをもっとも大切にしています。